2011年12月10日土曜日

わたしの大好きな<Tom Waitsの>長靴

前回のプロコフィエフとキノコ王国の話の続きです。


プロコフィエフの「おばあさんの話」は、1918年。前年に「束の間の幻影」(op.22)が出版されていて、その中にある曲で、私がトライしたものとモチーフが似ていたりする。弾きこむにはもう少しイメージを膨らませたほうがよいかもと、プロコフィエフ短編集中の一遍「毒キノコの話」の続きを書いてみた。ひと夏費やしたが、書けば書くほど面白くない。


ちょっと先輩の物語でも読んでみよう。と、ここで読み直したのがシャルル・ペローだった。青空文庫で読んだので、タイトルが「猫吉親方 またの名 長ぐつをはいた猫」になっている。でも、読み始めると、忘れたことがないあらすじなのに、あっという間に話に引きこまれてしまった。文章は小気味よく、展開はスピーディ。痛快。完璧。傑作。
こんな話を作れたら、最高です。


何はさておき、衣装が大事。
グリム童話でも、博士になるために最初に衣装を整える話があった。
上から目線で一喝命令されると、猫の言うことでも、ははあと従っちゃうのよね、お百姓さん。大人になって読み返すと、童話は益々興味深い。

クリストファー・ウォーケンの「長靴をはいた猫」。
1988年の映画でレンタルがあれば是非見てみたいと思います。
YouTubeに予告編がありましたが、下のはダンスシーン。



もうひとつ。
Tom Waitsの「Russian dance」に合わせた動画です。
ブーツがいっぱい出てきます。
何故か見飽きません。大好きなのです。



ちなみにコンピューターアニメで「長靴をはいた猫」(アメリカ、ドリームワークス社)が公開されているそうです。YouTubeで「puss in boots」を検索したら、それがいっぱい出てきてびっくりしました。日本は来年3月公開予定だそう。