2011年12月16日金曜日

紙の注文はこちらで

前回の記事「頼んだら、幾らでも出してくれると思うよ」で、
アメリカの町のイメージに合う曲はないかと考えました。

掘っ立て小屋から紙がいっぱい刷られて出てくるように、
ノリがよくて、じゃんじゃか浮かれ沸き立つような、
でも、のんびりとした昼間のビールにも似合いそうな音楽。 
アメリカンは難しいです。
いや、わたしが知らないだけの話です。

と、今日は12月の明るく晴れたお天気のせいか、
流れるように美しいというアルビノーニの名が。
もちろん私には、アルビノーニは袖刷り合うこともない人だったのですが、
rainbow's endさんの音源ガイド(1355番で知りました。
そういえば、アルビノーニは紙問屋の息子さんだったのですね。
紙はいくらでも提供してくれそうです。

作品10は全部聞いたことがありません。
今年は4番にしてみます。
Albinoni concerto op.10  No.4




rainbow's endさんのれびゅー、
イタリアもので検索したときから時々拝見しています。
「サイレント・マイノリティのための音源ガイド」だけあって、
ご紹介されているものの多くは、
わたしには未知のジャンルなのですが、
れびゅーのどの文章も濃厚で、深遠。
筆致の圧力かかりまくりなのに、
音楽と同じで、
読み終えれば夜の闇か明け方のしじまに消えていくような、はかなさも。
わたしなぞとは漢字の分量からして違います。

ところで、日本では、少し時期的に紙問屋は分が悪いですね。