前回の記事「頼んだら、幾らでも出してくれると思うよ」で、
アメリカの町のイメージに合う曲はないかと考えました。
掘っ立て小屋から紙がいっぱい刷られて出てくるように、
ノリがよくて、じゃんじゃか浮かれ沸き立つような、
でも、のんびりとした昼間のビールにも似合いそうな音楽。
アメリカンは難しいです。
いや、わたしが知らないだけの話です。
と、今日は12月の明るく晴れたお天気のせいか、
流れるように美しいというアルビノーニの名が。
もちろん私には、アルビノーニは袖刷り合うこともない人だったのですが、
そういえば、アルビノーニは紙問屋の息子さんだったのですね。
紙はいくらでも提供してくれそうです。
作品10は全部聞いたことがありません。
今年は4番にしてみます。
Albinoni concerto op.10 No.4
rainbow's endさんのれびゅー、
イタリアもので検索したときから時々拝見しています。
「サイレント・マイノリティのための音源ガイド」だけあって、
ご紹介されているものの多くは、
わたしには未知のジャンルなのですが、
れびゅーのどの文章も濃厚で、深遠。
筆致の圧力かかりまくりなのに、
音楽と同じで、
読み終えれば夜の闇か明け方のしじまに消えていくような、はかなさも。
わたしなぞとは漢字の分量からして違います。
ところで、日本では、少し時期的に紙問屋は分が悪いですね。