2012年1月16日月曜日

五分五分の確率

筑波大学大学院システム情報研究科構造エネルギー工学専攻教授 境有紀先生のサイトを久しぶりに訪問した。昔は、よく拝見していた。最近は、東北大震災のときに一度トップを見たが、中には入らなかった。入り口が込み入っているのである。


地震防災学がご専門の境先生は、ピアノを弾き、バドミントンやスキーにも汗を流される方で、アクセスするようになったのは、やはりピアノ関係がきっかけだった。
東北大震災後にも思ったが、境先生のサイトの作りは、昔と変わっていなくて、お写真もそのままである。まだ50代手前だから、しばらく写真もこのままかもしれない。
「人生や世の中などいろんなことについて考えること」のページも無事残っていた。哲学?のページで、レベルが違いすぎるピアノ関係のページよりも夢中になって拝読したページである。
それは、ご本人も書かれているとおり、HPの奥の方に、それもわかりにくい場所にあって、個別記事も探しにくくなっている。長文で書かれているので、読むには結構体力が要る。以前、私はあえて迷路を楽しむように、あちこち読んでいた。すべてに共感するわけではないが、境先生の、一般に「これはこうだ」と決めつけられていることに対する嫌悪感や残念だと思う気持ちに通じるところがあって、「人生所詮退屈しのぎ(仮)」という際どいタイトルの文章もまだあった。先生の基幹部分となっているようだ。
いや、本当に、人生とか社会に経済、世界や宇宙も、運動していないとエネルギーの循環が止まってしまって何にも無くなってしまうのかもしれないと、体が平べったくなるほど寝ている私は感じる。起きているときも同様に私は平べったい。

防災関連のコラムも勿論あって、10回中9回の「無駄足をしっかり踏めるか」と防災教育の重要性を強調されている。
私は、未来で何かが起きる確率って五分五分だと思っている。その反面、何となく自分は大丈夫と思ってしまうのが甘い。おまけに、無駄足を踏む体力も無いくせに、長く書いてしまった。こういうときは、言いたかったことが書けていなくて、あとで書き直した方がよいと自分でも思う。