2012年10月4日木曜日

何の変哲もないスカートに

先週、お直しに出したスカートを受け取って来た。

そのスカートは、14,5年前にジャケットとセットで買った、丈の長いロングスカートである(冗語)。

着た期間が短かったので、あまり生地は傷んでいない。色はモカブラウンかな、買った当時はオフホワイト・ベージュ・茶系の服を中心に着ていたけれど、今は加齢のせいで茶系の色は野暮ったくなるので、処分すべきか迷いながらそのままになっていた。

でも、やっぱり勿体ないので、これを膝丈くらいのスカートにしようと思った。イメージをつかむため、外出着用の膝丈スカートを試しに当ててみると、そっくり恐ろしいくらいにぴったり重なる。そのまま切り取ればよいのかな、とそのスカートも持参してお店で相談をしてみた。

見本用



茶系は着ないと言いつつ、
合わせる靴の都合で買ったスーツのスカートです。


お直し屋さんも見るなり、はい、それで決まり。

ただ、見本のスカートは膝より少し上で膝の出具合が気にならなくはない。お直しするスカートは気持ち程度長くすればどうかと提案された。そして見本用のスカートとウエストの仕様が違っているから、そのままそっくり型抜きしてしまうと丈が短くなると説明を受けた。
確かに考えてみたら、その見本用スカートは、買ったのは既に5年くらい前のこと。これからの年代でその長さはどうかということかもしれない。だけど、これを完全に膝丈にすると、私の場合オバサン化しすぎて履かないような気がする。それで、総丈で2センチほど長くなるようにお願いした。

また、ウエストのベルト部分を通っていた細長い紐を取って、ホックに変えることになった。このスカートは前身頃にファスナーが付いていて、紐でウエストを留めるのだけれど、紐だけだと少々不安だったので取ることに決めた。唯一のデザインポイントだったが実用を優先した。
ここでついでにウエストを出して見てはと言われて、ほんのわずか、出すというかホックに替える際の調整も兼ねて加減してもらった。




お直ししたスカートです。



元ウエストについていた紐を添えて。
蝶結びできるくらい長く垂れていました。


モカブラウンは地味ながら、
いろいろな色に合いそうです。


何年ものかわからないニットと。
色はもっと芥子色、マスタードイエローです。
スカートの色もちょっと違いますね。
細身のニットより、ぶかぶか系のほうがよく合うようです。

今回のまとめ

よかった点
*ロングより使い勝手が断然よさそう。
 丈の長さは膝よりほんの少し上で、お店の人のアドバイスを聞いて大正解。

反省点

*ウエスト
もう少しゆとりがあったほうがよかったかな。ウエストきちきちはよくない。


またウエスト部分は、最初サイズ調整できる3段ホックが紐の代わりに付けられたが、みっともなかったので、受け止め一個の普通ホックに付け替えてもらった。
でも、これは断然元の紐のほうがよかったと思う。

*今後の課題
こうして、あまり特徴のないロングスカートの丈詰めで、さらに何の変哲もないスカートにして満足しているのだが、古着屋さんへ行けば、ベーシックなスカートもお洒落なスカートもたくさんあるのだろうなあ。
でも、私は選べない。
たくさんあると、何が何だか分からなくなってしまう。


次にもう一着、大物のお直しを考えている。それでもう今年はお終いにしよう。
ついでに、お直しについて検索していたら、出会った記事

「伊オヤジはなぜ細いパンツを好むのか?」(B.R.SHOPのBackyard Talk vol.020)
イタリア人男性は、意外と足が長くなくて脚が細い(でも、日本人より腕は長い)。
お尻が四角形なので、パンツは腰を落とし気味にはけて格好良く見える。日本人は少しでも脚を長く見せようと、ウエストの位置を引っ張り上げる傾向にある(メンズパンツの場合)

これはよく分かる。偏平ヒップの私は長い胴が余計長く見えてしまう。ヒップが大きいと、腰の位置が高く見えるので、ローライズでも脚が長く見えて羨ましい。

*洋服お直し屋さんのHPをいろいろ拝見して
購入時、体に合っていない既製品を買ってしまうのは残念だが、オーダーメイドよりも既製品のほうがデザインは綺麗な場合が多いと、いったようなことを書かれていたのを2,3見かけたような気がする。
お直しもいいですが、既製品に合う体型になりましょうというご提案も。
今日の記事は、古い服のリメイクで、ちょっと趣旨は違うけれど。

追記
うさぎの切りかぶ このスカートにカーキTシャツを合わせてみた写真を載せました。
あまり上手に写真を撮れないものですね。