2012年10月16日火曜日

夜のこおろぎ2、レスピーギの連弾曲

今は秋といえども、いつのまにかシーズンオフになっていた虫の音について書いていて、思い出した。

夜も深夜近く、11時半から12時、あるいはそれも過ぎて歌声が外の歩道から響いてくることがあった。自転車で通る人の歌声なのだが、女性でソプラノ、何かクラシックの歌曲を歌っている。あまり若くはなさそうだが、分からない。
街のほうでのサークルや個人のヴォイストレーニングの帰りか、それにしては遅い。
こんな夜中に帰っていて、危ないじゃないのと心配をしてしまう。歌では防犯にはならないだろう。

それが、週に一度ならず二度三度頻繁に聞こえる。夜でもうるさい車の音に負けず朗々と響き始めると、ほらやって来たと思うのだが、秋冬は聞こえても春夏は聞こえない。こういうのが2シーズン続いたのだが、ある年、いきなり若い男性の声に変わった。同じ時間帯で同じ道を同じ方向で走っていく。
歌はクラシックではなくて、今時の日本の歌のようなのだが、全然聞いたことがないから分からない。いつもノリにノって声を張り上げている。今年は、この若い男性に変わって3シーズン目かもしれない。

私にはこのチェンジが理解できなかった。あの女性はどうしているのだろう。

ところで、夜のこおろぎ(10/11)では、イタリアのニーノ・ロータの曲をアップしたが、同じくイタリアはレスピーギに連弾曲集がある。「SEI PICCOLI PEZZI」*。

私はレスピーギは好きだが、この連弾曲集は全体的に好きな曲調の曲はあまりない。
ところが、2曲目の「シチリアの狩人の歌」、これがもう一度聞いたら、ミッキーマウス・マーチのように耳から離れない。前回記事の連弾曲Gavrilinの「タランテラ」*が思い出せないほどだ。

4曲目の「楽しいクリスマス」、これは本当に鐘の音も楽しげに響く曲。プリモは簡単といえば簡単なのだけれど、二人で合わせるとなったら難しそうだ。
私は、正確にリズムが刻めず好き勝手し、音符が少なく暇になるとすぐ休んでぼうっとしてしまうので、連弾はとてもいい練習になる。



RESPIGHI

Sei Piccoli  Pezzi
6つの小品



素敵な演奏。
アップしてくださってありがとう。

2曲目は1:46あたりから
4曲目は5:05あたりから

                             レスピーギの作品 この曲集については、こちらで知りました。


*前回のGavrilin連弾記事にアニュータさん追記 といってもたいした話ではありません。


別の動画が見つかりました。
絵がとても素敵、今から聞いてみます。
この連弾曲集はあまり好きじゃない、
としつこく書いてしまいますが、クリスマスに向けて一曲練習中。