2012年9月23日日曜日

今日の面々

朝晩は寒いくらいに気温が下がるが、昼間は日差しがきつい。
今日は、昼から車を見に行った。うちの車は点検を終えたばかりだが、古いしかなり走っているので、万が一に備えて考えておかねばならない。

大手メーカーのディーラーで、最近モデルチェンジをしたというコンパクトカーを見る。デザインは惹かれるのだが、内装はしっくりこない。勿論、うちの車のほうがぼろいのだけれど、簡素でつましいという割り切り方をしているのに比べて、その車はシートのてかり加減が落ち着かない。

でも、営業マンは若くて感じが良い。私達が様子見の客だということで、特に踏み込んだ説明をするわけでもないが、質問をしたら歯切れ良く言葉が返ってくる。
「このシートはどう?」
「はい、我が社でも高品質のものです」
「ふーん」
暑さしのぎに、どうでも良い話を私は聞く。
「スピーカーは何ですか?」
「はい、普通のスピーカーです」
「普通って何?」
「普通のスピーカーです」
これでは何だから、あちこちチェックをしながら質問すると普通に答えてくれた。

答えにくいような質問もしてみる。この車のターゲット層から我が家は外れているので、向こうも戸惑っているみたいだった。主流とは、全然かけ離れている車でやってきたし。
ついでに別の車も見せてもらう。ネットでの車レビューは、メーカーや車種を問わず酷いものが多いが、こうして見る限りどの車も堂々として、秋の陽差しの中で輝いている。

帰り際、営業マンの男の子(私は他にもお兄さん、お姉さんなどと呼ぶことが多い)パンフを手渡してくれて、来店記念ですとニコニコしながら小さな包みを自分の胸の前で持った。
「お礼のうどんです」
あらあら。
「うどんはうどんでも、普通のうどんではありません」と一息おいて、差し出しながら、
「讃岐うどんです」

わはは。”いわく付きの讃岐うどん”ではなく”普通の讃岐うどん”だと思ったが有り難く頂戴した。可笑しかったので、名刺はもらっていたけれど、その男の子の名前を覚えて帰ることにした。
彼は毎回、お客さんに手渡しながら練習を積んでいるのかもしれない。
それに実は今日の午前中、親戚からお土産の讃岐うどんをもらったばかりだったので、余計に可笑しかった。私は、讃岐うどんより普通のおうどんのほうが好きだけれど、今日の楽しさがダブルになった感じがする。

ところで、昨日はお彼岸の中日で、旗日だったらしい。祝日だものね。


これは普通のTシャツです。




夏場、さらさらしたモダールTシャツが重宝したので、先日秋物の七分袖を買ったのだが、サイズを間違えてしまった。
胸の薄い私には襟ぐりが大きすぎる。中央を縫うかピンで留めようかなと思っていたけど、使ったことのないイヤリングで留めたらちょうど良かった。
きょうもTシャツはお安いのだが、q n i u l oになってしまって、買い替えに行くのがためらわれた。前からあれこれ理由付けしては、行ったり行かなかったり。
自分の行動について、そうしている(してしまった)理由とか都合とかは後で考えるものである。

「意識による判断の7秒前に、脳が判断」 WIRED ARCHIVES
他にリベットの実験など。 工事中