2012年9月8日土曜日

ご存知かもしれないけれど、げんまい

友人のブログ*を拝見していると、お米と麦の話があった。前にも友人がご実家で食べていたお米とご近所がらみの話があって、拝読したときはそうなのかあ、と思った。友人からは世の中のちょっとした事情やいきさつを教えてもらって興味深い。

さて、私は、自分のプロフィールもどきに好きな食べ物として、ご飯系を列挙している。でも、小さい頃からパンも同じくらい好きで、若い頃はパンがないと不機嫌どころか、人生が終わったかのようなごね方をしていた。反対に、ご飯はどちらかというとほとんど食べなかった。

今はどちらも均等に食べている。今でも、パン(とバター)がないとイライラしてくることを考えると、パンは私にとって必須の食べ物すぎて、あえてご飯系を多く書いたのかもしれない。それはともかく、友人は麦が好きだという。

おかげでいろいろなことが思い出せた。
小さい頃、私は麦ご飯を食べていた。父が出来るだけ医者に掛からないような生活を心がける人だったせいか、父がいるときは麦ご飯だった。
そうそう、20代でも一時、健康にいいと思ってお米に麦を混ぜて食べていたことがある。どういう理由で止めたかは忘れた。
やろうと思わなかったのが玄米食で、玄米を食べると健康にいいと聞いたり見たりしていたが、私は面倒くさそうなので自分ではやる気にはなれなかった。

また、私はベジタリアンの女性が書いた料理の本を持っていたのだが、菜食主義ではなく調理法に興味を持ったのと、本の中の料理や生活全般の写真が好ましかったためだった。だけど、ほとんどレシピを試すには至らなかった。

ふとある日、何でもよく知っていらっしゃる方に、玄米食や菜食主義について少し尋ねてみた。もう今は引っ越していらっしゃらないピアノのA先生である。食事や栄養、健康について知識が豊富で、相談に来る人が絶えなかった。

先生は私の問いを聞くなり、すぐさま、
「極端な菜食主義や玄米食をしていると皮膚がかさかさになって干からびるわよ」
と、けたけたと笑いながら仰った。私が質問をすれば必ず笑って答えてくれる人だった。私はA先生だけでなく、A先生のお友だちみんなに陰で笑ってもらえていたと思う。


あ、お米の話だった。
へええ、と帰ったが、後に思い当たる人がいた*。でも、全然当たっていない人もいた。当たっていない人は、極端な食餌療法をしていなかったようだ。

A先生から聞いて以来、私は玄米食や菜食主義に少し警戒心を持つようになった。一方で、お米については農薬を落とすことに気をつけていたし、一時期お米屋さんで精米して買っていたので、豆知識を少々教えてもらったりした。だけど、寄りやすいお店がなくなったので、スーパーで袋に入ったのを買っている。

そうそう、玄米食についてはきちんとした知識を持たないままだったけれど、ある日インテリア関係のブログで、そっとご紹介されていたので有り難く思った。

*まずは友人のHP 「海幸山幸」内の日誌
*玄米食について  「ふくい米ドットコム」内の「危ない玄米食」
          発芽玄米についての記事もあり。
 A先生は、発芽玄米については肯定的で、安全なメーカーの商品はないかと研究されていた(当時)。A先生のことも、すいぶん昔の話となった。
*インテリア「つぐみのひげの王様」長い間拝見している。
「危ない玄米食」をそっとご紹介されていたのは、玄米を使ったお菓子の記事だったから。この方の別ブログも素敵。
追記
*思い当たる人 というのは、直接知った人ではありません。