2012年5月23日水曜日

青いバッグ

先月、靴とバッグを探してデパートなどを巡っていたときのこと。あまり馴染みのないヤングカジュアルのフロアを歩いていたら、とあるショップのトルソーに掛かっているバッグに惹きつけられた。
色が綺麗。ターコイズブルー。

でも、見るからに小さい。
二連のチェーンが重たい。
留め具がマグネットで4個も付いている。
と三重苦である。
もうひとつ、気になるのはメイドインジャパンではないこと。

それに、こういうアクセサリー感覚のバッグを元々探していたのではなかった。黒子のようにひっそりとして目立たず、誰にも記憶されることなく、それでいてなかなか綺麗で、私自身は満足している「お気に入りバッグ」。もちろんお値段はリーズナブルなものを探していた。

つまり、私の手に届く範囲の「さりげなくよさそうなもの」。

この青いバッグは、当初考えていたものと違う、これはまずい展開かもしれないと思いながら肩に掛けてみた。すると、見違えるように全身が明るくなって、生き生きとした。当然といえば当然かもしれないが、こんなにも違うのかという感じである。
難点はあるが、革も柔らかいし、持っていて気持ちがよさそうだからと購入を決めた。

服装や容貌で記憶に残るといえば、私自身は結構背が高くて、「へのへのもへじ顔」をしているのに、人の記憶には残りにくいみたいである。
はっきりといって、印象が薄い、みたい。
その代わり、いつも買い物は夫と一緒なので、セットで覚えられているようだ。

だから、時には夫を他の誰かに替えてみれば、ぎょっとされるかもしれない。


いつものように、葉っぱを添えて写真を撮ったりしてみましたが、
自分でやってみると、撮影って難しいですね。
これが一番いいかと。








5月、ターコイズブルーのスーツを着た女性が、来日されていた。この色が世界にもっと広がるといいですね。