2013年1月14日月曜日

まずは無事で元気に

祝成人式、といっても私は自分の成人式には、全く興味がなかった。
夫もそうだったらしい。

それで、子どもの成人式も無頓着でいたのだが、そういえばあれもこれも無頓着だったと思い出す。親バカで子どもは可愛いくても、世間の行事には疎かった。ぼうっとしている間に、いくつものイベントを見逃した。知っていても体が反応しないこともあった。我が子ながら少々気の毒だなと思う。


そしてまた最近、子どもと同世代くらいの若い子たちとすれ違うと、我が子はれっきとした平成生まれなのに、どうして顔の目鼻立ちが昭和なのだろうかと、これまた気の毒に思う。


ただ、子どもが元気に過ごしているようなのが有り難い。

ところで、連休の夜、ネットで「童話の怖い裏話」というのを読んでみた。怖くはなかった。というのも、私が子どもの頃に読んだグリム童話などは、子ども向けに配慮という名目で書き替えられることがなかった。原作に近いと思われる厳しい仕打ちや酷い結末が、何事もない感じでさらさらと書かれていた。
それより、昔の翻訳ものは日本語として意味が分かりにくい文があったり、天国を極楽、教会を寺と言い回していたり、不思議な文章や言葉遣いが多くて、読み返すと驚く。

話は戻って、その怖い裏話の文中リンク先に、世界の民話を紹介されているサイト「円環伝承」さん(top)
があって非常に面白かった。
<取り換え子(原文ママ)>(チェンジリング)にまつわる話で、ロシアの民間治療「子どもの焼き直し」、これは怖かった。いわゆるオソロシヤだ。

円環伝承さんがこの項で最後にご紹介されていた、
シベリア ウデヘ族の民話「一人のムルグンが暮らしていた」の若者。
円環伝承さんの解説に何故か吹き出してしまった。若者は途中で出会う敵や老婆などを信用せず、容赦なくやっつけて、援助の申し出を与太話扱いをする。物語の中での現実的な行動が、かえって面白い。




イーストウッド監督の
ご存知「Changeling」2008年



これは胸打たれた映画ですが、
もう一回見る勇気はありません。