2013年8月19日月曜日

薄べったいわたしの話

平和と聞くと、かえって怖い気がしてくる今日この頃。
平穏だったらまだ気持ちが落ち着くかも。

ところで、話題としては、1ヶ月前か、11ヶ月先でいいような、今ならもう既にそっとしておいてやれ、というようなシーズンオフかもしれないが、「ブラックブック」(2006年、ポール・バーホーヴェン監督)という映画の話。ジャンルは、戦争・サスペンス。
私は精神が脆弱で、肉体的に苦痛を伴うものは見るのも苦手で、コメディが一番好き。それで、この戦争ドラマもちょっと怖かったり、ドキドキするシーンは適当にやり過ごそうと思ったけれど、引き込まれてしまい、あっという間に見終わった。
とても面白かった。

ヒロインのラヘルことエリスがスパイとして潜入した職場で仲良くなった、口の大きい女友達ロニーが、戦前と戦後で立場を反転させているが、彼女はあっけらかんと「笑っていたら何だかこうなってしまったの」と言っていた。
笑う門には福来たる、である。

ドイツ側のムンツェ大尉はお得な役柄で、俳優の温和な顔つきがなおさらマッチし、エリスとこの人は幸せになって欲しいと思わせる。
重々しい大作、ではないところが、好印象の映画。ちなみに、エリスもロニーも胸が大きくて、女性のバストがよく目に入る映画だった。
私は体も薄べったいが、話も薄べったい。

最後に。
平穏って、運動とか「の力」とか学とかそういう言葉が付かなくて、研究もされないし、有り難い状態だなあ。






オランダの女優
カリス・ファン・ハウテン