2013年3月3日日曜日

ひょっとして、こんな道だったのだろうか。

もう3月になってしまった。
ずいぶん前に書きかけていたの話。

昨年末、友人と会って話をしていたときのこと。
新しい職場の話を聞いていたのだが、そこから車の故障の話になった。前に聞いたことがある話とは別の故障の話だったのだが、故障というよりは運転ミスで、それも道路に関連してのことだった。

その友人は、長い間アメリカに住んでいた。ある時、仕事でオレゴン州を車で走っていて、急にお腹が空いてしまい、買っておいたサンドイッチを無性に食べたくなったらしい。どうしても我慢できず、運転をしながらサンドイッチのパックを開けて、添えられていたマヨネーズのチューブを破ろうとしたら、なかなかそれがうまく破れない。
ふと、気がつくと突然道が曲がっていることに気がついた。時既に遅く、曲がりきれずに横へ突っ込んだそうで、そこは砂漠地帯だった。

砂漠といっても、荒れた地形にサボテンが生えているような砂漠なんだと思う。オレゴンには高原型砂漠があるそうだ*(wiki.jp)


さて、前に聞いた故障のときは、車に詳しい人が現れて助かったそうだから、その砂漠で、救世主ジョンは来なかったのかと聞いてみた*(当ブログ2011.12.22) 。残念ながら現れなかったそうだ。
どうやってそのトラブルから脱出したか聞く前に話が逸れたので、今度会ったら、サンドイッチに後からマヨネーズを掛けるものなのか合わせて聞いてみようと思う。

話が逸れたというのは、友人が、そのジョンさんに直してもらった故障の遠因となったことを思い出して、何か感じるものがあったらしく、また話してくれたからなのだが、それは、別の車で、アメリカ中部の南北の州にまたがって何度か行き来していたときのことだそうだ。2011.12.22の記事では、友人がミシガンから横断していたときと書いたが、私の記憶間違いであった。別の出来事と混同していた。

ともあれ、友人が南の仕事を終えて北へ帰る途中のあるところに、横手にいつも見える山があったそうで、その山を上っていく道が見える。
「それがね、道がね、曲がっていてね、その曲がった道がどうしても気になって」と、ある日ついに、そこを通って帰ろうと友人は決めた。
そこに山があるからではなく、曲がった道、山道があるからということだった。
ところが、
「途中まで上りかけたんだけどね、気が変わって引き返すことにして降りていったら、町の中で調子が悪くなってしまって」

こうして二つの話を合わせると、なるほどと思った。
アメリカはあくまで道はまっすぐで、突然道がカーブするなんて予定外だったのだろう。反対に、くねくねと曲がる道は、単調なドライブが続くと、惹きつけるものがあったのだろう。

でも、遠くからは小高い丘のように見えた山も、近づけばかなり大きかったのかもしれない。ナビも無いし、途中で引き返して正解だったのではないだろうか。
と、私は自分の中で、映画に出てくるような何も無いところを走るまっすぐな道と、青空の中にのんびりと構えた山、そして遠目でもはっきりと見える蛇行する道、つまり美しいドライブウェイを思い描いていたのだが、いや全然違う、こんな道だったのかもしれない。

それは、元トラック野郎の珈琲バカさんが経験した山の道路の話。崖と谷の世界。
そういえば、我が家も車で出かけて、怖い思いをしたことは何度もあった。私の別の友人もよくHPに書いているが、峠は怖い。山道は怖い。

*「珈琲バカさん」のわこうさんのブログ(top) 
「嗚呼、トラック野郎」内の「曲がらんね」(2010年3月15日)

ネットで車のことを検索していて、拝見しました。この方は多方面でご活躍されていらっしゃるようで、HP(ブログ)に載せられているプラモデルが面白く、美しいです。


物流の要、トラックの運転手さんには感謝です。


そうだ、元々は道というか道路の話で、インフラ、なかでも高速道路の老朽化にようやく関心が向けられるようになってきたこの頃、日本の高速道路建設は、諸外国と違ってコストが高くなるのは必然、ということに納得した話を書こうと思っていたのだった。

*短足おじさんの思いつ記
「高速道路無料化の愚(2009年8月15日記事)
大型トレーラーが写っていますが、短足おじさんが仰るように、こんな車が高速を走るようになるとは建設時に考えていなかったでしょうね。
「珈琲バカ」のわこうさんがトラックの運転手だったころの話と読み合わせると、過積載や、道路構造の問題点などが運転手の責任になって大変なことがよく分かりました。


これは無理かも。
*痛いニュース(2013.2.27)
時速80キロ・車間4メートル、トラック隊列自動走行/NEDO


まあ、インフラ整備を期待したいです。ばらまきじゃありません、必要ですね。